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リハビリの担当が新人療法士!落ち込む前に考えたい新人療法士に担当されるメリット

新人療法士に担当されるメリット
新人療法士に担当されるメリット
患者さん

リハビリを受けていますが、担当の療法士がどうやら新人のようです。

ベテランに担当してもらいたかったのですが、手が空いていなくて難しいとの回答。

私のリハビリはもう終わりです。

新人は経験が少ないのは事実です。経験が乏しい療法士に担当されるのは不安ですよね。

ですが、実は新人に担当してもらうことにメリットもあったりします。

落ち込む前に、新人さんに担当されるという状況を上手く利用してみませんか?

まじぃ

リハビリ、つまり理学療法や作業療法、言語聴覚療法を受けることになったとき、多くの病院・施設・事業所では誰かに担当してもらうことになります。

そんなとき、自分を担当するのが新人さんだったと知ったとき、少し不安に思ってしまう方は多いかもしれません。

確かに新人療法士に担当されることにデメリットがあることも事実。

でも実は、新人療法士に担当してもらうメリットもあるのです。

今回は新人療法士に担当されるメリット・デメリットを整理して考えていきます。

こんなあなたに読んで欲しい

  • 自身や家族が受けているリハビリの担当療法士が新人療法士であることに気づいて落ち込んでいる方
  • 自身や家族が受けているリハビリの担当が新人療法士だったため、担当変更を要求しようと考えている方
  • 自分は新人だからと負い目を感じている新人療法士

新人療法士に担当されることで生じるデメリット

あなたやあなたのご家族が受けているリハビリの担当者は新人療法士ですか?

何年目までが新人なのかというと特に決まりはありませんが、大まかに療法士になってから1年未満という定義で考えてみましょう。

やはり新人に担当されるということは不安を感じるのでしょうか?

中には特に気にしないという方もいるかと思いますが、多くの方がイメージしたり実際に感じるデメリットには次のようなものがあるのではないでしょうか。

新人療法士のデメリット

  • 経験が少ないため、知識や技術が未熟
  • 自分に最適なリハビリを提供してもらえるのかが不安
  • 臨機応変な対応ができず、対応策のバリエーションが少ない
  • リスク管理(危険の予知と迅速な対応)ができないのではないか

ここに挙げた他にも色々あるかと思いますが、とりあえず思いついたこれらの項目は、概ね当たっていると思います。

ただ、これらのデメリットって、どこまでいけば解消・解決されるのかハッキリしないものでもあります。

中途半端に3年目くらいの経験年数が、一番テングになっている時期だったりもするので。

療法士の中には、全くと言って良いほど勉強せずに経験年数だけ長くなってしまい、知識も技術も新人とさほど変わらない人がいるというのも事実だったりします。(これは本当に申し訳ないのですが)

また、ベテランほど仕事を適当にこなす(流す)人がいるのも事実だったりします。

療法士に限らず、どんな仕事でも経験が長くなると、パターン認識的な対応をしてしまうことはありますよね。

そのように考えていくと、新人療法士に担当されるデメリットって、新人じゃないから全てが完璧に解消されるものでもなかったりします。

患者さん

やっぱり新人さんに担当されるのは不安だなぁ。

かといって、経験年数が多いから良いってものでもないんですね。

新人さんが担当になった場合、どう考えたら良いのでしょうか。

先にデメリットから挙げたので、新人療法士に担当されることをネガティブに捉えてしまったかもしれませんね。

実際、新人療法士に担当されることにはメリットもあります。

「新人は嫌だ」と安易に直訴してしまう前に、メリットも確認しておきましょう。

まじぃ

新人療法士に担当されることで得られるメリット

新人療法士に担当されることで得られるメリットは何かあるでしょうか?

実は結構あります。

例えば、次に挙げるようなものでしょう。

新人療法士のメリット

  • 知識が最新
  • 一人の患者さん(あなた)に割ける時間が多い
  • 上司や先輩の指導を受けている
  • 良い意味で自分の考えが固まっていない

新人療法士の持つ知識は最新モデル

新人療法士は、確かに知識の量は少ないです。

しかし、ごく最近まで学校で勉強し、最新の国家試験に合格してきたことを考えると、知識は最新のものを持っています。

医療というものは西洋的な科学をベースにしているため、かなり短い周期で知識のアップデートが行われています。

極端に言えば、昨日正しかったことが、今日は正しくないことになっている可能性すらあるのです。

勉強の習慣がなくベテランになってしまった療法士の場合、知識の量は新人に比べて多いかもしれませんが、カビが生えたような古い知識ばかりだったりする可能性もあるのです。

そうなると、間違いなく最新の知識を持っている新人療法士に担当されるメリットはありますよね。

新人療法士はあなたに向き合う時間が多い

そして、新人療法士は基本的に、担当する患者さんの数は少なくなっています。

職場の人員不足の状況によって様々ではあるものの、通常は新人の予定を詰めてしまうというようなスケジューリングはしないはずです(余裕のない病院に入院してしまった場合は仕方がありません)

つまりそれは、一人の患者さんに対して多くの時間を割くことができるということ。

直接関わる時間は40分とか60分とか決まっていますが、それ以外の時間に調べ物をしたり、担当患者さんのことを考えたりする時間が(理論上)多くなります。

逆にベテランとなると、担当する患者さんの人数は否応なく多くなり、管理職レベルとなればマネジメント業務をしながら患者さんにも関わるという忙しい状況になってしまいます。

患者さん一人と直接関わる時間は新人とベテランで違いはないのですが、その裏で何をやっているのか・考えているのかは随分違うものなのです。

性格や仕事への向き合い方、職場の環境など様々な要因はあるでしょうが、一人の患者さんに向き合う時間が長い新人療法士に担当されることは、メリットと言えるのではないでしょうか。

上司や先輩の指導を受けている

どんな業界でもそうでしょうが、一人職場でない限り、新人療法士は上司や先輩の指導を受けることになります。

それはつまり、新人越しに上司や先輩もあなたを担当していると捉えることができます。

そして、システムは病院や事業所によって様々でしょうが、新人療法士は困ったことがあれば上司や先輩に相談することができます。

しかも、上司や先輩が一人でない限り、複数の意見を聞いてくることもできるのが新人の強み。

これを上手くコントロールできれば、様々な視点から対応策を考え出すことができるのです。

新人は(良い意味で)考えが固まっていない

前項とも関連しますが、新人というのはまだ自分の考えが固まっていません。定まっていないとも言えますが。

ベテランになると、自分の考えに傾倒してしまう傾向が強くなっていき、極端に言えば他人の意見を受け入れることができなくなっていきます。(そんな人ばかりではないですが、勉強してこなかった人ほどこの傾向は強いように思います)

人間の脳は基本的に省エネで働こうとするので、考えなくて良いと判断したものは考えません。

過去に経験した状況と似た状況が目の前にある場合、脳は新しく考えることなく、経験則から対応しようとします。

これは対応の速さに繋がるので一見良いことのように思われますが、目の前のあなたのことをあまり考慮していないと見ることもできてしまうのです。

そういう意味では、新人は目の前の状況を一から考えます。

考えてもわからない場合、他の人の意見を聞いて、自分の中で解釈し、答えを出そうとします。

こうやって先入観に囚われずにあなたのことを考えてくれる新人療法士に担当されることは、メリットもあるわけです。

患者さん

ベテラン療法士に担当されるから一概に良い訳でもないのですね。

たしかに新人療法士さんはわからないながらに一生懸命関わろうとしてくれる感覚はあります。

新人療法士が持つメリットや強みを考慮すると、毛嫌いする必要はないのではないかと思います。

語弊を恐れず言えば、新人さんを上手く使ってご自身のリハビリテーションを良いものにしていくという感覚が必要なのではないでしょうか。

まじぃ

新人療法士だからという理由で担当変更を要求すべきではない

このように、新人療法士に担当されることはデメリットばかりではありません。

むしろ、場合によってはベテラン療法士に担当されるよりも良い結果を得られる可能性すらあるのです。

人間性に難があるとか、真摯に向き合ってくれないとか、そういった場合には意見することも必要ですが、それは新人に限った話ではありません。

(こうしたいわゆるクレームは、療法士自身やその所属する組織にとって有益なものなので、理不尽なもの以外は伝えるべきです)

どのような業界においてもそうですが、新人だからという理由だけで拒絶してしまっていては、新人はいつまで経っても新人のままです。

新人に担当されるというメリットを享受しつつ、自分自身がその新人さんを育てていくような感覚でいられると、お互いに良いリハビリテーションの場を作っていけるのではないかと思います。

そしてあくまでも、『リハビリ』や『リハビリテーション』を行うのは患者さんであるあなた自身。

新人だろうがベテランだろうが、上手く利用するという感覚で、ご自身の『リハビリ』『リハビリテーション』をより良いものにしていっていただきたいです。

まとめ

リハビリに取り組む女性
良いリハビリを作るのはあなた自身

新人療法士に担当してもらうことにもメリットがあるということは、ご理解いただけたでしょうか。

もちろん、全ての新人が良い訳でもないですし、逆に全てのベテランが悪い訳でもありません。

「担当に新人がついた!」と否定的な感情を持ってしまうのはもったいないことなので、この記事で書いてきたような新人療法士に担当されることによるメリットにも目を向け、そこから得られるものを最大限得ていっていただきたいと思います。

それでも「新人に担当されるのは不安」とか「新人さんとのリハビリをどう利用していけば良いかわからない」という方は、リハビリテーションに関する相談・カウンセリングのサービスも提供しているので、気軽にご利用・ご相談ください。

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